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できちゃった婚や訳あり結婚式の物語

みんなから祝福される結婚式をずっと夢見ていたカップル達のデキ婚や訳あり結婚式物語です。

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結婚が決まり、私達は掛かるお金の相談をしました。
「指輪は俺が出すけど、引っ越し代や新居、式、新婚旅行・・・
あんまり貯金無いからな・・・どうしようか?」

彼と私の貯金を合わせても、新居への引っ越しや家具等の購入分位しか、ありませんでした。
「新婚旅行は後回しにするとしても、式はしたいなぁ・・・」

ウェディングドレスは私の夢だったし、式を挙げるのには、彼も賛成してくれました。
「でも金を親には頼りたくない。俺達の生活が始まるんだから、俺達で何とかしような」
と言う彼の意見にも、私は賛成しました。

私達はインターネットや雑誌で、結婚式にどの位お金が掛かるかを調べましたが、
呼ぶ人数や内容で、ピンからキリまであるようでした。

私達が目を付けたのは、ご祝儀でした。
それで式の費用が足りてしまった・・・というエピソードを、幾つか見付けたからでした。

そこで私達は、結婚式を扱う会社に電話し、費用は何時払うのかを聞きましたが、
大体は前払いでした。
前払いだと困るのですが・・・とは言えず、私達はまた頭を抱えました。

すると彼が
「そうだ!クレジットカードで払えるか、聞いてみよう。
カード払いなら、俺達が入金するのは後からだから、大丈夫じゃないか?」
とひらめき、問い合わせてみると、カード払いでも大丈夫な会社が殆どでした。



引っ越しして籍を入れ、
式は式当日から1週間前にカード払いすれば良い会社を選び、
私達は自分達の貯金のみで、無事全ての費用を賄えたのです。

新しい生活をする為だけでも、お金は掛かりますから、
結婚式までするなんて、今の私達には贅沢かなと、
諦めていた時もありましたが、憧れのチャペルでの式も挙げる事が出来ました。

一世一代の大イベントを、自力でする事が出来た事は、
これからへの自信にも繋がりました。
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2年交際した彼女と結婚が決まり、僕たちが将来について話していたある日、
彼女が泣きついて来ました。
父親が癌と宣告され、余命3ヶ月と言われたそうです。

彼女は1人娘で、母親は既に他界しており、父1人娘1人の家庭でした。
「お父さんにウェディングドレス姿を見せてあげたい。」
そう言って彼女は泣きました。

僕も彼女にとって、どれだけ父親が大切か知っていましたから、
彼女の晴れ姿を、彼女の父親も見たいだろうと考えると、
どうしても見せてやりたいと思いました。

彼女と直ぐに式場を決め、親戚だけででも急ぎ式を挙げる事にしましたが、
僕の出身は北海道であり、僕の親戚が当日集まる都合が付きませんでした。
僕は両親に
「絶対にその日に式を挙げるよ。延期はしないから。」
と言うと、出席出来ない両親は、案の定反対しました。

長男の僕の両親が出席したいのは当然でしたが、
僕は彼女のたった1人の家族であるお義父さんの為、
式の延期を断固拒否しました。

式は小さな教会でしましたが、
出席者は僕の友人と彼女の親戚の、
10人程の小規模な、慎ましやかな式となりました。
しかし彼女とお義父さんの、幸せそうな姿を見れたから、
とても満足しています。

式の1ヶ月後、僕の親戚と彼女の親戚を集め、食事会をしました。
僕の両親は、僕が勝手に式を挙げた事を、
最初は怒っていましたが、後から理解をしてくれて、
食事会は楽しい時間を過ごす事が出来ました。

お義父さんも
「生きていて良かったよ。私は幸せ者だ。」
と言ってくれ、
彼女がしたかったであろう親孝行の助けが出来た事を、嬉しく思います。

あの時の決断は、確かに僕の両親には寂しい思いをさせたかもしれませんが、
急ぐべきだったんだと後悔はしていません。

何より、その決断を1番喜んでくれたのは、最愛の妻なのですから。

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